バナナはおやつ

しがないOLの人生とその先について。

覚悟と将来の話

この前、同棲を始めた友達のおうちにお邪魔してきた。

 

住所を聞いていたので、駅から歩いてひとりでおうちにたどり着いたんだけど、二人の価値観を表しているみたいなかわいいおうちで、外観を見たときに「愛の巣だなあ」と思った。

 

ふざけて「ただいま」って入ろうとしたんだけど、初対面の子もいたから大人しく「お邪魔します」っていいながら玄関で靴を脱いだ。だけどあとから話を聞いたら、他の子たちは「ただいま」って入ってきたらしい。わたしも「ただいま」と迷った、って言ったら笑ってくれて嬉しかった。

 

そこから夜ご飯を食べて、夜通しゲームをした。とてもたのしかったし、たくさん騒いだ。そして気付けば朝になって、おうちの住人の二人の話し声で目が覚めた。わたしたちはリビングの隣の部屋でマットレスをひいてもらって寝たんだけど、壁を挟んだところでお話している二人の声が、ぼそぼそ聞こえた。なんだか楽しそうで、二人の生活にお邪魔している感じがしてとてもよかった。そうそう、こういうのが見たかったんだよ。って思ったし、とても嬉しかった。起きてみたら太陽の日差しが綺麗だった。

 

そのあと、おひなまつりをした。ちらし寿司とお吸い物を振る舞ってくれて、みんなで食べた。薄味で安心する味がした。とても美味しかった。

 

 

みんながみんな、それぞれに世間と戦ってて、すごくいい空間だった。ほんとうに、あの場のみんながとっても好きだし、永遠に続けばいいのに、って思った。抱えてるものはそれぞれ違うし、色も形も重さも違うけど、毎日笑って、楽しんで暮らしたいみんなの気持ちが充満していて、とても幸せな昼下がりで、愛か溢れていた。きらきらしていた。

 

あのアパートには希望と未来が溢れていたし、根底には二人の覚悟が横たわっていた。綺麗事だけじゃ生きていけないんだなあ、って強く思った。

 

 

「わたしが先に介護されるかもしれないでしょ?」って笑って言い合える友達カップルたちがほんとうにかっこよくて、彼女たちみたいになれたらなあ、と思いました。